かつて日本でヒットしたCR-Vが再び日本に帰ってきます。
今度はグローバル基準で世界統一仕様となります。
CR-Vは、ホンダが生産販売を行っているミッドサイズのSUVです。
1995年に登場、2013年に、CR-VよりもコンパクトなSUVヴェゼルが発売されたことでCR-Vの存在感が薄くなりました。
しかし復活します。
エンジンタイプはハイブリット I-MMDとステップワゴンなどにも搭載される1.5Lダウンサイジングターボエンジンとなります。
ホンダのハイブリッドシステム I-MMDとは
システムはオデッセイなどにすでに採用されている、上級のハイブリッドシステムとなります。
何がすごいのか?
エンジンとモータを自在に使い分けることが出来るのです。
エンジンの動力のみで走行もできるし、モータ駆動の動力のみでも走行できる。
【EVモード モーターのみで駆動】
【エンジンモード エンジンのみで駆動】
【ハイブリッドモード モーターとエンジンで駆動】
「SPORT HYBRID i-MMD」は、駆動用モーターと発電用モーターの2つのモーターを備えた2モーター・ハイブリッドです。
駆動用モーターは、駆動軸と直結した構造となっており減速時には回生を行う。
一方、発電用モーターは、エンジンと直結している。
特徴は、動力をミックスさせるための複雑な機構やトランスミッションが介在しない、シンプルなシステムであること。
これによりモーター駆動時には、複雑な機構を介したフリクションロスとは無縁の、高効率でモーターの持ち味を生かしたスムーズな駆動を実現している。
エンジンを利用して発電する際も同様で、発電用モーターをダイレクトに駆動することでロスを最小限に抑えている。
引用 hondaSPORT HYBRID i-MMD
日産のe-powerと違うのは、エンジン動力だけでも走行できること。
日産と同様に発電用としてエンジンを駆動するが、一定のパワーは必要となればエンジン動力を直接使うことが出来る。
エンジンとモータのそれぞれ一番おいしいところだけを使うので、燃費が最も良くなるのです。
トヨタのハイブリッドシステムを凌駕することが可能になります。
あとはそれぞれのユニットの効率と制御の匠さ、車の基本性能での戦いとなります。
ホンダのハイブリッド技術がSUVに搭載されるのは、欧州では新型CR-Vが初、ということで、グローバル規格で生産されます。
ホンダ 新型CR-V パワートレインとは?
- 直噴2.4リットル DOHC「i-VTEC」エンジン:最大出力184hp
- 直噴1.5リットルターボエンジン:最大出力190hp
先進運転支援システム(ADAS)の充実ぶり
CR-Vの2018年モデルには、前方衝突警告(FCW)と歩行者検知機能を備えた衝突軽減ブレーキ(CMBS)、車線逸脱を伴う道路逸脱軽減(RDM)などの機能を含む「ホンダ・センシング」を、「EX」以上のグレードに標準装備しています。
また、低速追従機能付きのアダプティブクルーズコントロールとレーンキーピングアシストも付きます。
オプションでは、
- ブライドスポットインフォメーション
- リアクロストラフィックモニター
- 自動ハイビームヘッドライト
安全装備の充実が見られますね。
ホンダ 新型CR-V ボディサイズは?「ヴェゼル」よりも大きい?
ホンダのコンパクトSUV・ヴェゼルに対する気になる、新型CR-Vのボディサイズを比較すると・・・
- ボディサイズ:全長4,605mm×全幅1,820mm×全高1,685mm
- ホイールベース:2,630mm
これは、ホンダのヴェゼルよりもひと回り大きくなります。
- ヴェゼル:全長4295×全幅1770×全高1605mm
全長の違いが310mmあります。車内の広さは違います。運転した感覚も明らかに異なるかと思います。