日本の軽自動車が半端無く凄い!その理由は?
2月車名別新車販売台数ランキング
なんと1位~6位までの軽自動車が独占!
1位[1位]:ホンダN-BOX 1万9177台(6.0%減・2か月連続減)
2位[2位]:日産デイズ 1万5495台(6.6%増・2か月連続増)
3位[4位]:ダイハツ・タント 1万4496台(4.4%減・3か月連続減)
4位[3位]:スズキ・スペーシア 1万3945台(11.9%減・2か月連続減)
5位[6位]:ダイハツ・ムーヴ 1万1570台(6.5%減・5か月連続減)
6位[28位]:ホンダN-WGN 1万1121台(116.5%増・2か月連続増)
7位[5位]:トヨタ・ライズ 9979台
8位[8位]:日産ノート 9913台(23.2%減・8か月連続減)
9位[7位]:トヨタ・カローラ 9898台(29.5%増・6か月連続増)
10位[10位]:日産セレナ 8647台(20.9%減・6か月連続減)
※[]内は前月順位、()内は前年同月比
軽自動車は運転がしやすいのは誰もが知っていることでしょう。
全長で見ると、一般的なミニバンに比べると、1.3mほど小さく、横幅では左右それぞれで10cm小さく、Uターンの半径で、1.6mも小さく曲がれます。
税金も安いです。
1500ccのコンパクトカーと比較しても、3年間で12万4000円も節約できるんです。
燃費もいいですね。
JC08モードでの比較ですが、N-BOXで最小値は23km/Lですが、低燃費のコンパクトカーでは21km/Lとあまり変わらないですが、車両本体価格は、30万円程、N-BOXのほうが安くなっています。
あと、一回の給油で満タンに出来る量が違いますので、お財布にやさしく感じるのは軽自動車となりますね。
(N-BOXで3000円の所が、コンパクトカーでは5000円くらいとなります)
日本の軽自動車は、戦後復興の一助になるべくつくられた車。
軽自動車は運転しやすい、維持費が安い、というのが魅力ですね。
低価格で最低限の機能を果たすことで私たちの生活を支えてきました。
つまり、大変価値の高い車と言えます。
まさに、お値段以上の価値が詰まった車ですね。
軽自動車に慣れ親しんだ私たちにとっては、当たり前の最低限必要なクオリティと思われがちですが、海外のメーカーから見たら驚愕の内容と価格ですね。
軽自動車を外国人から見たら、当たり前じゃない価値がふんだんに散りばめられています。
軽自動車には以下のサイズに制限があります。
- エンジン660cc以下
- 全高2000ミリ以下
- 全幅1480ミリ以下
- 全長3400ミリ以下
この枠の中で軽自動車メーカーは様々なアイディアでしのぎを削ってきました。
当初、人や物が最低限積めることが目的でしたが、日本人の頑張りで、今はこの単一規格の中から様々なカテゴリーの車が誕生しましたね。
- ミニバンタイプは、買い物や小旅行に
- SUV タイプは山道も街乗りも可能
- スポーツタイプは2シーターの本格派も
- トラックタイプは農業・漁業・林業・建設・流通業界など・・・
まさに日本の必需品ですね。
単一規格でこれほどの広いバリエーションは世界中どこ探しても無いですね。
同じ規格なので、どれも小さくて運転しやすいですね。
軽自動車は日本だからこそ花開いたステージとも言えます。
古来より日本人のものづくりは限られた枠内でより高いパフォーマンスを追求することに長けていました
軽自動車の進化も独自の規制があったからこそ開花した、と言えますね。
確かに一見普通に見える規制ですが、枠が決まっている方が具体的に動きやすかったりしますね。
例えば夏休みの宿題で作文を書くとした時に、テーマも、文字数も、期限も特になしと言った場合、なかなか書き進められないと思います。
逆に、テーマを、夏休みの思い出、文字数1200字以内、期限8月31日まで、と決められれば、必ず期限までにやらなければ、と思うでしょう。
例えば空間の使い方では、長屋や団地のような決まったサイズの中では、日本人は
- お茶の間を居間として使ったり、
- 応接間に使ったり、
- 食堂に使ったり、
- 寝室に使ったり
と、一つの空間を様々な用途に使い分けることができます。
それを前提に軽自動車の車内を見ると、
- 車内の至るところに収納スペースがあったり、
- フルフラットにもなる多彩なシートアレンジ
が実現されていますね。
これはまさに団地、お茶の間の姿ですね。
毎日布団を押入れにしまう、日本人の几帳面さがなせる空間活用術といえます。
モーターショーでは軽自動車を見ると、海外の開発者がこれらのギミックに驚嘆します。
装備の面でも、今や日本では誰も驚かない両側電動スライドドアも海外から見たら大変な脅威です。
この価格帯のミニマムカーにこんな豪華装備が本来つけれないはずですからね。
近年定番となった2トーンの設定も、実はコストが非常にかかる贅沢なオプションなのです。
2トーン塗装には、塗装方式とラッピングシール方式の2種類があるんです。
安全装備、先進装備も充実してますね。
例えば・・・
- 衝突安全ブレーキサポート
- ヘッドアップディスプレイ
- クルーズコントロール
などですね
そしてホンダはついにアダプティブクルーズコントロールを標準搭載してしまいました!
ホンダセンシングというやつです。
前の車に追従して走行してくれるものですね。
ここまで高度な装備を軽自動車の価格で搭載できるのは、各メーカーが上のクラスの車で使っている部材を惜しまずに投入するようになったためなんです。
顕著な例ではダイハツの軽自動車です。
トヨタの子会社になったから、内装のクオリティが一段とレベルアップしました。
材料やパーツをトヨタから支給してもらうことができるんです。
このような高品質を、安く提供する日本企業の努力は庶民向けの製品やサービスに顕著に見られますね。
例えばファミリーレストラン。
日本人には当たり前の価格とクオリティですが、訪日外国人が驚く姿を何度となく目にしています。
500円以下の定食セット、ドリンクバー付きの定食セットなどですね。コスパが凄いんです。
庶民の足であっても切磋琢磨を忘れない日本の職人気質。
そんな MAIDE IN JAPANを感じさせるモデルを紹介しましょう。
オススメ軽自動車
それでは、ジャンル別に、オススメ軽自動車を紹介していゆきましょう。
ホンダ N-BOX
どうせ庶民の足でしょうとは侮れなくなってきた。
今や高級車顔負けの豪華装備がどんどん投入されているホンダの軽自動車。
注目ポイントはホンダセンシングを標準装備したこと。
自動ブレーキなどが備わったあの、ホンダの安全装備ホンダセンシングが標準搭載
現行 N-BOX は、ここに前走車との車間距離を維持しながら追従走行できるアダプティブクルーズコントロールまで標準で搭載とはなんとも太っ腹。
安全装備を誰にでも、まさにこういうものを標準装備することが大切だと筆者のつくづく感じます。
高性能パワースライドドア
G グレード以外の Na モデルには後席左側が、ターボモデルには両側が標準装備されてます。
これもうれしい装備ですね。
挟み込み防止機能も備わった、高性能自動スライドドアは、オプションでハンズフリーや自動ステップも選ぶことができますね。
カスタム G L ターボホンダセンシング
- 160万円から240万円
高級感を高めたエクステリアのカスタムモデル
スライドドアは左右とも電動で、エアコンにはプラズマクラスターまで備わる豪華仕様ですね。
しかも、エアコンの温度設定は0.5°刻みと、ホンダの中でも高級車にしか装備されてないハイグレードなエアコンが装備されてます。
元々カスタム狙いならリッチなアクセサリーとパワフルなターボも同時に手に入る、ほぼ全部ありありのこのグレードがお勧めです。
流通量も150台前後と安定しているので選びやすいですよ。
G EX ホンダセンシング
- 中古車価格帯140万円から190万円
普通の N-BOX顔のまま、充実した装備をゲットしたいならコレ。
EX は子育て世代には特にお勧めである。
助手席を570 mm スライドさせることができ、後席に乗せたチャイルドシートに前の席から容易に近づくことができるので忙しい奥様にはとても便利です。
この便利さを味わうと他の車は乗れません!というくらい、評価が高いですね。
ただし、電動スライドドアは助手席側のみが標準装備なので、両側電動タイプを希望なら、探す際に、間違いのないように確認しておこう。
低コストを狙うなら
G ホンダセンシング
- 中古車価格帯130万円から170万円
エントリーグレードである G は一番お手頃なグレードにもかかわらず、新のホンダセンシングがフルパッケージで標準装備されてます。
電動スライドドアは非搭載です、ただし、エアコンはフルオートなので問題無し。
収納類も基本的なパッケージが充実しているので車内での快適さに不足は無いです。
ファミリーではなく、パーソナルユースの人にはちょうどいいグレードですね。
現在の流通量は120台前後。
総額120万円から狙うことができるので、まずはこのグレードの個体ごとの装備をチェックすれば、お得な1台を見つけることが出来ると思います。
ホンダセンシング要らないなら、旧モデルでも十分満足できる!
詳しい人でなければ新旧の見分けがつかないくらいに似通ったデザインの初代 N-BOX。
ということは、旧モデルを選んだとしても見た目上の古さは感じさせないかも?
さらに、誕生当時からコンセプト、プラットフォームなどの方向性は変わっていないため、安全装備、ホンダセンシングにこだわらない人であれば、旧型でも十分に満足出来ると思います。
つまり現行型は予算に見合わないという人は、相場の安い初代という選択肢もあるんです。
どうしても安全装備がなら、初代の2013年12月以降のモデルをチェックしてみよう。
自動ブレーキのオプション設定がある個体が存在してます。
ただし現行型のホンダセンシングとは別物です。
旧型とはいえミニバンのような機能性は初代から健在ですからそんな不満はないはず。
普段使いのみならノンターボでも申し分ないかな。
旧型でも高クオリティが欲しいなら
G ターボ L パッケージ中古車価格帯90万円から160万円
助手席側電動スライドドア、フルオートエアコンなどが備わった初代のフルパッケージ。
ノンターボでも力強いが相場の安い初代から選ぶならターボモデルという選択肢もおもしろいかも。
パワフルな加速力は高速道路を使う機会が多い人には特に魅力が高いですよ。
当時は豪華仕様で高価なグレードでしたが、今なら総額100万円で十分選択可能です。
2013年12月以降の生産モデルとは2トーンのボディカラーを選べるようになったのでこちらもチェックしてはいかがでしょうか。
今のところ流通量は全国で20台と少ないですが、最安値で総額110万円以内と意外にコスパが高いですね。